きら「僕らはみんな死んでいる♪」
今回は、タイトルに衝撃を受けたこちら!
僕らはみんな死んでいる 1 (クイーンズコミックス) (2010/10/19) きら 商品詳細を見る |
有名な童謡のパロディですね。
このタイトルのインパクトに惹かれてコミックレンタルし、おもしろくてその後続きを自分で買ってしまいました。
~あらすじ
見知らぬ場所に集められた、年齢も職業もばらばらの男女9人。
そこに現れた"神様"から告げられたのは、彼らはもう死んでいる
ということと、生き返りをかけた"ラブゲーム"に参加しなければならない、ということ…
(YOU 連載作品紹介より)
他の方も言われてますが、設定を一言で言ってしまえば
GANTZ+あいのり
ですね。
ラブゲームで見事カップルとなった2人のみが生き返って元の世界に戻れる。
ただしGANTZのように正体不明の敵と戦うわけじゃないです。笑
ラブゲームといっても単純な恋愛モノではなく、登場人物の心情や関係性、過去が描かれた人間ドラマです。
登場人物もさまざまで、女子高生、バーテン、マジシャンの助手、外国人の元モデル、通訳青年、ミュージシャン志望、45歳バツイチ、超人気俳優・・・
物語が進むにつれて、彼ら彼女らが抱えているトラウマが明らかになったり、
他人との関係性が変化していきます。
奇抜な設定を生かしつつ、どう物語を転がしていくか
まさに作者の方の腕のみせどころです。
この作品の特徴として、モノローグがまったく使われていない点があります。
そのため、登場人物たちのセリフや表情などから読み取っていかなければいけないのですが、そこがおもしろい点の一つですね。
今のところ大きな謎は、主人公・凛が抱える想いと、
人気俳優・ユアンと神様とのつながり、です。
神様の正体はなんとなく予想できるのですが、まだ不明な部分もあり、
いつかすべてが明らかになったとき、「そういうことだったのか!」と
また最初から読み直すのも楽しみです。
こちらも、s-manga.netから試し読みができます!
既刊6巻です。
【個人的オススメ度】☆☆☆☆☆☆☆ 7