きづきあきら＋サトウナンキ「うそつきパラドクス」全１０巻

こんにちは。

今回はこちらの作品を紹介します！

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)
(2009/09/29)
きづきあきら、サトウナンキ他

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またしても表紙から予想されるとおり、エロティックがふんだんに盛り込まれた作品です(笑)

ためし読みは、ヤングアニマルHPからどうぞ。

ヤングアニマルはグラビア系雑誌ですが、連載作品は「ベルセルク」「3月のライオン」など、さすが白泉社というべき実力派揃いです。

うそつきパラドクスや3月のライオンの続きが気になって、コンビニで立ち読みや購入に何度か挑戦しましたが、ものすごく恥ずかしかったですね。。周りはサラリーマン男性ばかりで。

でもそんな恥ずかしさよりも続きが気になる気持ちの方が勝るほど、おもしろい作品でした！

きづきあきら＋サトウナンキ先生の作品はどれも、かわいらしい絵柄と容赦ない心理描写が特徴です。

この作品でもその持ち味が存分に発揮されています。

■あらすじ（ヤングアニマルHPより）

主人公、八日堂。会社員。男。彼が好きになったのは同僚の女の子、栖佑。彼女には遠恋中の彼氏がいる。残業中におかしな雰囲気になったふたりは浮気の直前までいく。ところが栖佑は彼氏がいるため最後までしたくないと言う。こうしてふたりの間に奇妙な関係が生まれた。お互い、寂しさを埋めるためだけの代用品として付き合いましょう。これは本気と浮気。「いつでも終われる」と思っていた恋は、すでに終われない。

タイトルは、嘘つきのパラドックス（論理的矛盾）という有名な話からきています。

簡単に説明すると、こんな論理です。

「私は嘘つきである」と彼が言った。

彼が正直者であると仮定するなら、彼は嘘をついていることになり、矛盾する。

彼が嘘つきであると仮定するなら、彼は嘘をついていないことになり、矛盾する。

（この場合は、正直者＝必ず嘘を言わない人、嘘つき＝必ず嘘を言う人、という前提）

「ウソをつくのが上手になるのが

大人になるということでしょう？」

という登場人物のセリフが作中にありますが、まさにこの作品は

うそつきな大人たちのエロくてエグい恋愛物語です。

でもうそつきは、うそも言うし本当のことも言うんですよね。

うその中から相手の本当の気持ちを見つけ出せるか？