るんぺるのまんがらいふ

マンガ紹介&レビューブログ。マンガはジャンル、年代問わず。

よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」全3巻(文庫版)

こんにちは~

久しぶりに、作品の紹介記事です。今回はこちら!


フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)
(2004/04/01)
よしなが ふみ

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実は最近よしながふみ先生の作品にハマってまして。

「大奥」と「きのう何食べた?」を読んで、その巧みなストーリー展開と深い心理描写がツボにはまり、他の作品も読んでみようと。その1つがこの「フラワー・オブ・ライフ」。

~あらすじ~(1巻裏表紙より)

その日。オカマ風味な教師は、ハマり気味な恋にため息をついていた。

でかい生徒は、夏にむけての資金繰りと週刊誌の萌え作品の休載に悩み、

別の生徒は、水泳の授業が近づくのを憂えていた。

学業以外のアレコレで、教室中の頭がいっぱいなその時、

学業と学校生活に燃える、一ヵ月遅れの新入生がやってくる……!

「花園春太郎です! 俺――――」。

よしながふみの花咲けるハイスクール・ライフ、始業!

というわけで、高校が舞台の青春群像劇です。

個性的、だけど実在しそうな生徒、教師、家族たち、さまざまな登場人物の心情を俯瞰しつつ寄り添いつつ描き出す手腕はさすが。

キャラクター紹介はAmazonのレビューに譲るとして、個人的に、よしながふみ作品のすごいと思うところを1つ紹介します。

それは、モノローグが少ない、というところ。

モノローグ=独白、マンガのなかでは、登場人物が自分の気持ちを文字で表すこと

最近はモノローグが多用される作品が多いような気がしますが、よしながふみ作品では最低限しか使われてません。

代わりに多用されるのが、登場人物の表情の二段階変化。

文字の説明なんかなくても、登場人物の気持ちがわかる。

もしくはその時はわからなくても、読み進めていくと後で「そういうことだったのか」とわかったりする。

うーーんお見事。これがマンガを読む醍醐味の1つだなぁと思ってます。

また、タイトル「フラワー・オブ・ライフ」の意味は、作品の最後のほうで出てくるので、ぜひ自分の目で確かめてください!

【個人的オススメ度】☆☆☆☆☆☆☆☆ 8

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