”ひとりぼっち”の二人の出逢い~よしづきくみち「クーロンフィーユ」既刊1巻
こんばんは!
今回は、先日新刊購入予定でも触れた、よしづきくみち先生の「クーロンフィーユ」を紹介します!
クーロンフィーユ(1) (クーロンフィーユ (1)) (2013/05/09) よしづき くみち 商品詳細を見る |
第一話試し読みはこちら。
■あらすじ(コミックカバーより)
生まれついての「乾燥ワカメ髪」のせいで、キモワルがられる15歳・若井寛造。
完全に青春をこじらせた少年は、新天地で不思議な少女と巡り合う。
穂刈ノエミ――、彼女もまた「人と触れることができない」悩みを持つ特異体質の持ち主だった……!
「乾燥ワカメ怪人」と「帯電少女」、二人の出逢いは運命!?それとも……。
よしづき先生お得意の(?)ボーイミーツガールものです。
タイトルの「クーロンフィーユ」はどういう意味だろう?と思ってたんですが、
フランス語だったんですね~
クーロン coulomb 電気、電荷の単位
フィーユ fille 若い女性
ということで、”帯電少女”。主人公のノエミのことです。
彼女は重度の「超」帯電体質。
帯電とは、物体に静電気が溜まっている状態のことで、彼女はそれが異常にたまりやすい体質。
人に触れただけでバチッと感電を起こしてしまうほど。
なので、人と日常生活を送ることができず、保護者もなく学校にも行けず、一人ぼっちで山奥で暮らしています。
そんな彼女と出会ったのが若井寛造。
彼もまた、異常にキモチワルイ乾燥ワカメのような髪のせいで、周りの人にことごとく嫌われ、屈折した人生を歩んできた一人ぼっちの少年。
そんな二人が出会ったことで、運命はどう変わるのか?
1巻はまだ導入部分で、二人の出逢いがメインですが、これからの展開が楽しみです。
夏休みが終わり、転校先の学校に初登校した寛造は、予想通り周囲の嘲りといじめにあう・・・
一方住処で火事が起きてしまったノエミはどうするのか?
本誌を読んでないんで分からないんですが、ノエミが寛造と同じく三橋家に居候になったりするんですかね?
わりと物語全体のゴールは見えていると思うので、そこに至るまでの過程をいかに盛り上げるか?
がカギな気がします。
ボーイミーツガールものが好きな人には特にオススメですが、
男女問わずオススメできる作品です。
それでは~
【個人的オススメ度】☆☆☆☆☆☆☆ 7